横浜市中区、桜木町もすぐそこ位、関内や桜木町、旧新港埠頭の万世橋地区のすぐ近くにオシャレな近代西洋建築が有ります。
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近くを歩けば、その立派さにギョっとする、まるでギリシャの古代神殿の様な荘厳な造りの近代西洋建築遺産ですが、余り目立たない場所に在(あ)ります。
実はコレ、旧富士銀行横浜支店…
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周辺の建物が現代、高層化してしまったので見事に周囲の風景に埋没してしまっていますが、単体で見ると非常に整った美しい建物です。
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…富士銀行と言うのは太平洋戦争の敗戦後に、やむを得ず改称した元の安田財閥グループの安田銀行の事です。
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もう、ブログの読者の皆さんには御馴染みに成りつつあるかと思いますが、ここも建築遺産の一つなので、例によって建物の前の歩道には金属製の説明銘板が設置されています。
この旧富士銀行横浜支店(以下、安田銀行と略します)は昭和4年(1929年)に建築された石造りの近代西洋建築です。
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う~ん、立派ですね本当に。
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こんな場所で働けたら、本当に誇らしいでしょうね~。
先程、現在は目立たなくなってしまったと書きましたが、理由は申し上げました周辺ビル群の不必要な高層化にあります。

横浜市第二合同庁舎が外側だけを残し、内側を高層ビル化した事、周辺も昭和初期の最先端建築技術より遥かに高い高層建築に変貌した為に、安田銀行はその美しい姿がコンクリートジャングルに埋没してしまいました。
コレこの通り衛星写真を見て貰えば一目瞭然…
旧安田銀行横浜支店
ほらね~、周りのビル群にかくれんぼしちゃってるでしょう(笑)?
しかし、歩けばまだまだ!その美しい風景を我々に見せてくれます♪
実は、この旧安田銀行横浜支店、今は、この芸術的な建物が東京芸術大学横浜キャンパスに成って芸術家の卵達が成長する様子を見守ってくれています。
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ですから、ここは現代の芸術の文化醸成地と成り、近代に日本の経済を支えてくれ更に今は精神的な豊かさを育んでくれる優しい場所として学生や市民に愛される存在に成りました。
東京芸術大学なのに「市民にも愛される」と言うのは、実は芸大の御好意と志と学生の協力で頻繁に市民向けの音楽会をやったりイベントを行って下さっているんです。
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10月28日18時30~入場無料でピアノリサイタルが開催されるようですね!
11月17日18時30~も入場無料で弦楽四重奏のコンサートが開催されるようです。
素晴らしい、芸大と市民の文化醸成の志し♪

この建物、ちゃんと入場していいか許可貰えば入らせてもらえると思います。
小生はこの日アポなしで訪問しましたが、皆さんン寛容で中の学生達やスタッフらしき人に確認した所、どうぞ中に入って自由に見学して下さい!と言って頂けました~♪
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玄関の石の彫刻…
綺麗ですよね~。
中はさほど広くは無いものの、非常に高い天井で空間はゆったりとした感じに思いました。
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これ玄関入った所。
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天井のフチには渡り廊下的な?中二階的な?回廊的な構造でした。
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当然、天上の漆喰か石の彫刻も施され、当時の人の細やかな仕事を見る事が出来ます。
コレ↓なんか本当、凄いですよね~。
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こんな環境で先人の技術に触れながら美術を学ぶ学生は、本当、幸せでしょうね~。
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ただ気に成る事が…
薄暗くない(笑)?
旧安田銀行横浜支店、まぁ薄暗くても、そのデザインは綺麗でしょう?

旧安田銀行の存在を掻(か)き消している(笑)第二合同庁舎も実は、昔の税務署なんかの建物だったのを下層部分の外観を保存し、中央部分を高層化しています。つまり、こちらも建築遺産の遺構と言う事になりますね。
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更に、この旧安田銀行横浜支店と第二合同庁舎の目の前には、ドラマ「ハケンの品格」でよく篠原涼子さんが撮影していた近代建築遺産の遺構です。
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確か昔の大同生命かなんかのビルだったような…?
第二合同庁舎もこのビルも、横浜市の条例で外観が保護対象に成っている為、横浜市の景観を守ろうとした先代までの歴代横浜市長の共通の文化意識によって、その遺構としての存在価値を以て我々の住む町に文化的な豊かさを残っています。
ありがたい…
この先代までの歴代市長の意識の高さによって、横浜市の中心街の町並みは東京みたいなクソつまらない現代のコンクリートの只の箱みたいなビル群に成り下がらないで済んだ訳です。

横浜市内、こうやって昔の建築職人の仕事を見れる近代西洋建築遺産が残っています。
ですから、もし、中華街や山下公園に行ったら、出来れば町の中を歩いてみて、歩道にある近代建築の説明板を読むと結構、楽しめますよ!
ですから皆さんも関内辺り、西洋建築に注目しながら散歩してみませんか~?

今日はここまで!
出来れば明後日からの京都出張中も更新出来る様に頑張りますが、更新できなかったらすいません!

では!
又、次のブログ記事で!