横浜は幕末から英国文化の強い影響を受けていまして…
中でも最近、平成21年にTVKによって開園された横浜イングリッシュガーデンは歴史こそ浅いものの、庭園としてはトップレベルの植物園とも言えると思います。
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神奈川県内で他と比較しても英国式庭園としては三本指の一番か二番目に入る規模、整備の度合いはトップレベルかもしれません。
神奈川県には大規模な植物園や、日本庭園、大公園の洋式庭園は沢山あるのですが、恐らく洋式庭園専門で運営されているのはイングリッシュガーデン含めて数件しか無いと思います。
港の見える丘公園のローズガーデンとかも有名。
薔薇の有名な所としては平塚市の花菜ガーデンとかの薔薇も有名です。
ここは住宅展示場に併設されているので、無料駐車場も完備されています。
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コンナ↑風に住宅展示会場自体が素敵な公園みたいな感じになってます。
…残念ながら(?)、今日も観光客は年配者が多く小生の様な若者(?)は女性が少しいる程度でした。
もっと若いカップルにデートや、男性にも小生みたいに花の写真を撮りに来て欲しいと思ったので今回ブログの記事で紹介したいと思います。
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年配者ばかり目立ちましたが、素敵な結婚式場↑コレも併設されていて、薔薇に限らず素敵な花々が季節毎に咲く庭園を見ながら挙式出来る様です。
イングリッシュガーデンの入口建物には、規模は小さい物のビュッフェレストランとしては美味しい店として推薦出来るシーズンズと言う店も有ります。
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御店は又、別記事で紹介しましょう。
先ずは今週末2016年05月28日~29日位までが見頃の薔薇の写真で、園内を紹介したいと思います。
その後で、横浜の庭園の話や、この場所が鉄道史跡である話を少し解説します。

イングリッシュガーデンの入口
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駐車場側から来ると、結婚式場が入口と勘違いしてしまうかも知れないので、住宅展示場のメインストリート側に一度出て下さい。屋台が数軒が出店している辺りが入口です。
ここから入り、御土産物屋やレストランを抜けると庭園の入口です。
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入口を抜けると、薔薇のアーチが出迎えてくれます。
本日2016年05月26日現在、アーチの薔薇は散り始めていますが、園内の薔薇はまだまだ見頃です。
今年は早く紫陽花も咲き始めているので、薔薇と紫陽花を同時に見る事が出来ます。
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さて、園内はバラのトンネルの一本道と言うわけでなく、小庭園や芝生の庭園等、見せ方を工夫して分けれています。
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こんな感じの小さいエリアの中を歩いたり…
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小さい庭を結ぶ通路にも豊富に薔薇が植えられていて…
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かと思うと、洋式庭園ぽい物も…
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とにかく色んな花が沢山あるので、ユックリと見ていて飽きません。
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写真に見切れていますが、時間をユックリ過ごすのがコンセプトの園の様なので、色んな所にベンチが設置されていて本当に自由に座って何十分でも話し込んで良いんですよ。
年間パスも有り、会話を楽しんでおられる御近所のBB・・・淑女の皆さんも沢山いらっしゃいました。本当に有意義な時間の過ごし方ですよね?
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あまり子連れで来る場所では無いですが、芝生もあり、少し開けた空間も有ったり…
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水辺の薔薇とか…
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まぁ、とにかく綺麗な薔薇を散歩したりベンチに座ってゆっくり鑑賞出来るのでデートにも暇つぶしにも持って来いの場所ですよ。

薔薇単体の写真もいくつか載せておきます。
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イングリッシュガーデンを今回は紹介しましたが、神奈川県下には和洋折衷の大規模な植物園がいくつかあって小田原市の辻村植物公園とか、小田原フラワーガーデンとか…
鎌倉市の神奈川県立フラワーセンター大船植物園とか。

和な場所だと植物園では無いですが、横浜市中区の三渓園の植物が季節毎に綺麗です。
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紅葉も、夜桜も綺麗。
鎌倉市の瑞泉寺や東慶寺サンや浄智寺サンも小規模ですが季節ごとに綺麗ですね。
特に瑞泉寺は花の寺として鎌倉時代から有名ですが新田義貞に焼かれて一度衰退してから復興し、徳川光圀(水戸黄門)サンなんかも好きで来ていたみたいですね。

これからの季節の紫陽花に特化すれば…
鎌倉の紫陽花寺として有名な長谷(はせ)の長谷寺とか…image
北鎌倉の明月院とか…
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それと、少し規模は小さく成るけれど横浜市内では貴重な紫陽花の山が有る港南区の永谷天満宮。
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あと、紹介済みですが横浜イングリッシュガーデンにも紫陽花が植えられていますよ。
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菖蒲だとマイナーな処で三浦の蜜柑狩りと西瓜の直売所で有名なザ作兵衛を営む石井園さんの菖蒲園とか…
横須賀市立菖蒲園は季節に成ると観光客で賑わいます。

梅だと曽我梅林や湯河原梅林は他地域を凌駕した広大で素晴らしい梅園が広がっています。あと横浜市磯子区の岡村梅林の夜間ライトアップとか最近有名。

竹林だと鎌倉の報国寺はミシェランガイドで三星だし。

桜は…まぁ、どの県に行っても大量に有りますから珍しくは無いですが、一応、県内にも有名どころは沢山有りますよね。特に伊勢原市大山の樹齢1000年越えの大山桜とか渋田川の芝桜とか、富士山をバックに桜を楽しめる秦野市の弘法山公園とか。
ここら辺は、以前の記事にしているので御興味有る方はカテゴリー「景勝地・公園・ドラマのロケ地」から探してみて下さい。

こうしてみると、横浜市を含めた神奈川県は花の生産農家が多い訳では無いのに、花を愛でる文化が県全体に根付いているんですね。
これは鎌倉武士の醸成した文化や、幕末から開港して間もない日本にいらっしゃって日本の近代化に貢献された外国人の皆さんの影響が関係有るのかも知れませんね。

話を横浜イングリッシュガーデンに戻します。

さて…
ココからは歴史の話を少し。興味の無い人も付き合ってね(笑)。
横浜市内には民間でも公営でも素敵な英国式庭園や洋館が数カ所現存していたり保護公開されていたりします。
日本初めての公立洋式公園が横浜スタジアムを含む一帯の山下町公園だったり…
港の見える丘公園には英国大使の館が現存していたり、バラ園も整備されていたり…
本牧には日本初のブラスバンド発祥地や国家君が代の発祥地である妙香寺と山手町公園があったりします。
そんな訳で、イングリッシュガーデンは横浜の洋式庭園では歴史の浅い新参者な訳ですが、実はこの場所は鉄道史跡でもあったりします。
横浜イングリッシュガーデン
この場所は、元々は江戸時代以前は海だった場所です。
平沼橋は江戸時代の東海道保土ヶ谷宿と神奈川宿の中間地に位置します。
江戸時代の神奈川宿には、幕末に坂本龍馬サンの奥さんの御龍サンが働いていた田中家と言う料亭の前身に成った❝さくらや❞と言う旅籠が存在したのですが、そのさくらが描かれている東海道五十三次神奈川宿の絵にも載っています。
その絵の風景を見ると、平沼辺りが海や干潟だった事が理解出来ます。
東海道五十三次 神奈川宿 田中家
現在の田中家↓の周辺。住所的には神奈川区台町かな?戦国時代の青木城の存在した丘の横。
田中家近景
その海に江戸時代、横浜市各地では埋め立て工事が盛んに行われ、この平沼一帯の海を埋め立てた平沼新田、蒔田湾と呼ばれた海を埋め立てた明治~昭和の横浜の中心街と成った吉田新田と言う現在の横浜市の南区北部~中区北西部~西区東部に跨る広大な土地や、金沢区の泥亀新田等が開かれました。
平沼も地名から推察して、昔は広大な干潟だったんでしょうね~。
昭和初期に成ると神奈中鉄道(かなちゅうてつどう)と言う当時存在した鉄道会社によって現在の平沼橋駅~西横浜駅の間イングリッシュガーデンの所在地近くに❝古河電線駅❞が設営されました。
神奈中鉄道は現在、相鉄と合併して社名は消えましたが、神奈川県民には馴染みのバス会社に神奈中バスとして名残が存続していますね~。
そんな訳で、つまり、このイングリッシュガーデンの場所は鉄道の史跡でもあるんですね。
そして、現在庭園や住宅展示場が開ける広大な敷地が有るのも、❝古河電線駅❞の名前でピンと来た人もいると思いますが、大企業❝古河電工❞の工場が存在した場所なので広大な土地が有ったんですね。
TVK(テレビ神奈川)が、その跡地の借地権を取得し現在のTVKハウジングモデルルーム展示場やイングリッシュガーデンが開園されました(TVKやるな!)。

昔の神奈川県には、明治天皇の御言葉「公益世務=世の中の為、公益公民の為に成る事をする」と言う気概を体現した、富岡製糸工場や横浜銀行のオーナーを務め関東大震災後の横浜復興に私財を投じ大貢献した原三渓サンの原財閥や、川崎の開発や鉄道敷設に活躍した浅野財閥の様な❝公益と市民の繁栄に力を還元する❞横浜商人の気概を持った方が沢山おられましたが…
現在の横浜市長や神奈川県知事や教育委員会や東急不動産や野村不動産や三井住友レジデンシャルは歴史史跡や緑地を開発利権の為に破壊しようとするベクトルの腐れ政治家や商人ばかりで、彼等からは横浜市民や神奈川県民の気概を微塵を感じません。
横浜市民=ハマっ子の気概、神奈川県民の気概と言うのは正に、明治天皇の金言「公益世務」そのものです。
素戔嗚尊の眷属~日本武尊~平良文公~源頼朝公~北条時宗公~太田道灌公~北条早雲公~間宮家~ハリス領事やコープランドさんや孫文先生、原三渓サン等の政治家や商人、色んな先人や親日派外国人からの気概と文化を引き継いだのが、我々横浜市民なんですよね。

TVKは、この先人達から引き継いだ鎌倉武士の気概や小田原北条家の理念、横浜商人の心意気を見事に受け継いでらっしゃる。
その精神文化を体現しているのが、この横浜イングリッシュガーデンなんだと思います。
ここの規模は凄まじく広い訳でも歴史が有る訳でも無いけれど存在価値は、横浜三渓園に匹敵する場所なんだな。

横浜イングリッシュガーデン公式ホームページ【ココ】←クリック!
住所:横浜市西区西平沼町6-1 tvk ecom park
TEL:045-326-3670 FAX045-313-2280
営業時間:AM10:00~PM6:00 (最終入園 閉園より30分前)