前回の記事⤵
【休日雑記】07月11日~14日・・・三浦半島景勝地と聖地の旅(その③港屋~長津呂~馬の背洞門~城ヶ島商店街~楫の三郎山~灘ヵ崎散歩)。
コレの続き⤴


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城ヶ島を出発してから海南神社の例大祭を見物する為に最初に向かったのが三崎漁港の観光市場❝うらり❞の駐車場。更に駐車場から❝うらり❞に移動。
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うらり(観光市場)
うらりに来ると必ず食べる物が有って、今回もソレが目当てだった。
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三崎漁港名物の鮪を使った物で、鮪の串カツとコロッケだな。
コレが物凄くシンプルに美味い!何故、三浦市はこれをB級グルメグランプリに出店しないのか理解できない。訳の分からないトロ饅頭とか鮪ラーメンとか余計に手の込んだ鮪の良さを活かせない料理を出品してるのだが、鮪はカツやコロッケの方が調理も単純で名物として多くの店が販売させ易いし土産としても流通させ易いのは火を見るよりも明らかなはずなんだが・・・
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三崎に来た事が無い連中を連れて来ると毎回必ずコレを食べさせるが皆口を揃えて美味いと言う。
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うらりは1階のエントランスと2階に軽食出来るテーブルも有るし、買い食いにも適している。
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一応飲み物は申し訳程度の特保の御茶・・・
串カツを食べ終えて海南神社例大祭の❝屋台❞での買い食いの為に三崎銀座商店街に向けて移動開始。
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すると漁港と商店街の間に有るバス停周辺は既に活気に溢れ、山車(だし)が出て若い女性氏子衆が御囃子(おはやし)を演奏していた。
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そして屋台が沢山見える♡けれど食い気は一先ず置いておいて、神輿担ぎが始まってしまう前の氏子衆の神社への参集の様子を撮影するべく海南神社の参道へ移動・・・
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丁度、入舩地区の氏子衆が練り歩いて行く所だった。三崎漁港海南神社の例大祭は各地域がそれぞれ神輿を持ち出し、引率する役員の様な人物が小唄を謳い、それに大声で担ぎ手が呼応し掛声を上げながら神輿を高く激しく掲げ挙げ引き下ろし又持ち上げてを繰り返す。
この数組の神輿を持ち出して練り歩く様子も勇壮なのだが、その前の参集する際の各組ごとの小唄と掛け合いも見応えが有るんだな。
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ソレを見るのが目的・・・とは言え、神社の神事だし、そもそも海南神社を氏神としていた三浦家の三浦義明公や三浦義澄公、和田義盛公を尊敬する小生は神様達と殿様達の御霊に今年も参拝で来た御礼と御挨拶を申し上げる為に先ず社殿へと向かい氏子衆の横をすり抜け追い越し参詣した。
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海南神社
ここは平安時代の港だった❝うらり❞と入舩地区の間の船着き場の入江を守る位置に鎮座している。
近所に在る本宮神社が、別の主祭神として合祀される藤原資盈公と盈渡姫御夫妻の元宮で、この御夫妻は公家でありながら政争に敗れ三浦に落ち延びて来て、この地で文化発展に寄与され漁民達に教養を身に付けさせるべく現代で言う所の❝教育政策❞の一環として小唄や読み書きを教えたのが❝チャッキラコ❞と言う神事の前身と成った。
この藤原資盈公御夫妻が伝えた文化を鎌倉時代に漁民の母娘が踊り歌う様子を見物され褒め称えたのが近くの本瑞寺敷地に春の御所を構えていた初代鎌倉幕府征夷大将軍と成った源頼朝公で、これが毎年行われ現代にまで脈々と伝えられて神奈川県では恐らく数少ない❝世界遺産❞登録されユネスコ世界無形文化遺産と成った❝チャッキラコ神事❞に発展した。
平安時代末期には和田義盛公達三浦党の武将達が、源頼朝公の石橋山合戦での敗走を知り海路房総半島へ撤退する際に海を漂う中、兵糧尽きた際に漁に使う籠=筌籠(せんろう)を使って魚を捕食し命を繋ぐ事が出来たので、水神であり軍神でもあるヒンドゥー教由来の女神の弁才天様の御姿の彫像❝八臂弁財天❞と筌籠を御神体として祀った事から近代まで❝筌籠弁才天❞の別名の方が有名にも成っていた由緒有る神社だ。
世界無形文化遺産の❝チャッキラコ❞に関しては以前書いた紹介記事が有るので、興味の有る方は読んで頂くと幾らか参考に成ると思う。
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コレが以前書いた記事⤵
チャッキラコ!ユネスコに世界無形文化遺産登録されている三浦半島三崎町のお祭り。
さて、今回の例大祭に話を戻す。
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御参りを終えて鳥居の場所まで戻ると、丁度、最初の組が❝掛け合い❞の小唄を止まっては歌いしながら順番に神社境内に入って来る所だった。タイミング良いね♪
この組毎の❝掛け合い❞の迫力は音声が無いと伝わらないので、小生、今回YouTubeに動画を人生初投稿して見ました。
コレ⤵

この組、珍しく歌い手が歌詞を忘れてしまって(笑)ユーモラスな感じに成りながらも氏子衆との掛け合いが迫力有りとても良かった。歌詞の内容も良く聞くと、氏子衆への体調管理や御祭りが無事に進行する願いを込めた物で平和で活気有りホッコリと勇ましさが両立され和やかな雰囲気に包まれていて良い♪
こう言った昔ながらの伝統が続く場所が神奈川県下では少なく成っているし、この規模の行事を維持出来るのは一重に海南神社の宮司様と氏子衆の努力の賜物だと思う。
その方々の御陰でこうして例大祭やチャッキラコを楽しませて頂き、一時の間、昔の人達と同じ文化同じ空気と時間を共有させて頂けるのは非常に幸せな事に感じる。
宮司様、氏子衆皆さん祭りを守って下さってありがとう。
一頻り見物すると未(ま)だ、神社に人が集まってる内に屋台(笑)に移動して色々と物色開始・・・
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子供喜びそうな御面、最近余り御面の屋台を横浜市では見なく成って来た気がする・・・
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商店街も営業中。
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たこ焼き食べたかったけど今回は保留。
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三浦ガラス工芸館Kirari
商店街を歩いて屋台で何を食べるか物色していると、Kirariの前を通った。今回は入らなかったが、ここではガラス製品の販売や体験学習を行っていて、確か予約しなくても簡単な物だったら飛び込みで作らせて貰えたと思うが確認してないので興味が有る方は事前に問い合わせしてみると良いと思う。
うらりや三崎銀座商店街で鮪料理を食べに来るだけでなく、ここでガラス工芸品を自作するとデートに来るカップルや子連れの家族には良い思い出に成ると思う。城ヶ島散策や京急油壷マリンパーク見物、荒井浜や三浦海岸等での海水浴のレクリエーションと合わせて来ても良いかも知れない。
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今回小生は数ある屋台の中から結局、お好み焼きをチョイスした。これ、今年一番の屋台お好み焼きだった!美味しかった。
食べ終えてから少し商店街を散歩・・・
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本瑞寺の入口。ここは鎌倉時代に源頼朝公の春の御所が有った丘の入口。そこに江戸時代に入舩地区に在った本瑞寺が火災で焼失後に移転再興された。架空歴史小説❝桜の御所❞を筆者の村井玄斎が執筆した場所でもある。何度も言うが小桜姫は架空の人物で、モデルは三浦義意公の奥方の真里谷武田家の姫君で、桜のイメージは執筆場所の本瑞寺が春の御所で当時は桜の名所だった城ヶ島を眺める為の頼朝公の別荘だったイメージと、小桜姫の実家のモデルが横浜市の桜の名所の金沢文庫稱名寺の境内地、金沢城址に設定されているからで時代設定も室町時代と平安時代が故意に混ぜてあり架空小説である事が解かる設定なのだが、ここは曹洞宗の寺院なのに、それが歴史に疎い浅学な別宗教のカルト信者には理解出来ず信者獲得の為の勝手に曹洞宗の寺院なのに自分の布教活動に悪用したりされている。
もっとも、歴史を知っている人には曹洞宗の由緒ある御寺としてちゃんと認識されており、正しい仏教信者が御朱印を頂きに上がったりする親しみ易く歴史ある御寺だったりする。
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海光山 本瑞寺
城マニアも訪問する人が多く、ここは戦国時代には隣の光念寺と合わせて三崎城の曲輪(くるわ)の一つとして防衛機能を担う場所だった。つまり戦国時代までは、この真直ぐな参道は無かった筈で、源頼朝公の時代には山の上側に入口が設けられていた筈なんだな。
ここで本瑞寺の曹洞宗の御本尊釈迦牟尼仏様、ここに在った別荘に滞在していた源頼朝公の御霊、そして元の入舩地区に前身寺院を建立した三浦義意公と三崎城主で安土桃山時代の関東屈指の名将だった北条氏規公の御霊に御挨拶の参拝をしてから屋台に戻った。
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本瑞寺参道の目の前には昔懐かしい昭和チックな駄菓子屋が今も営業している。
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去年出来たばかりの御店。
ここもKirari同様に手作りの物品を販売する御店。
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好きな人は好きだろう。特に女性とか。
可也(かなり)暑かったので、少し涼みたく成っていた所に、昨年の訪問時に新しくオープンしていて気に成っていたドーナツ屋の喫茶店に入って見る事にした。
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ミサキドーナツ三崎本店
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色んなドーナッツが有って去年も凄く気に成っていた。今年は水分補給に珈琲飲むついでの冷房泥棒(笑)に入店させて頂く事に・・・
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色々有って目移りしそうだが、小生は抹茶ラテドーナツとアイスコーヒーを選んだ。
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御店も綺麗で若い人から年配の人まで入り易く良い。
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ドーナッツもチェーン店の物より個人的に美味しく感じた。
又、次回御腹がいっぱいじゃなかったら立ち寄りたいと思う。
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例大祭見物と腹ごなしを終えて❝うらり❞の駐車場へと戻り、車に乗った。
帰り、道の駅❝すかなごっそ❞に立ち寄り更に買い食い(笑)!昼食オヤツと間隔を明けず夕食と成った・・・
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鰺フライ。
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足柄茶とネギトロ巻。
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すかなごっそで売ってるネギトロ巻が美味しいのは既に知っていたが、鰺フライがスンゴイ美味くて良かった!又食べたい。
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そして更に横須賀PAでソフトクリームを食べて1泊2日で3kgリバンドした小生(笑)。
そこから又、肉と野菜と煮干しと牛乳と納豆の食事とジム通いで元の体重に戻すのに3日間かかりました。

今回の三浦の旅もとても充実したものと成り良かった。残念ながら三浦義意公と道寸公親子と三浦北条両軍の供養の写経は書き損じて後日改めて納経する事には成ったが、城ヶ島商店街の人々は親切で港屋の御飯も美味しく、城ヶ島の山百合と海の景色もとても美しく、三崎の昔からの勇壮な神事の迫力も満喫出来て、新しい御店も開拓できた。
三浦半島は小生の精神の癒しの場であり、美味しい場所(笑)でもある。
何度でも何度でも通うだろう。
三浦半島には沢山、良い旅館と美味しい御店が有るのでこれからも少しづつ紹介して行きたいと思うし、それが小生に出来る神奈川県の発展と日本防衛の基礎を作って下さった源頼朝公や三浦家の殿様達への恩返しでもあると勝手に思っていたりもする。

次は三浦のどこに行こうかな?又、港屋には宿泊に来るし、長津呂荘や城ヶ島京急ホテルにも泊まりたいし、観音崎京急ホテルや横須賀のホテルも開拓したいなと思う。

皆さんも是非、三浦半島の景色、満喫して頂きたい。本当に癒されるから…

では!又、次の記事で~!