寒田神社(延喜式内社・日本武尊が神事を行った聖地)
寒田神社のカシ(神奈川の名木100選)
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  御祭神・御本尊等:
  倭建命(やまとたけるのみこと)・弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)・誉田別命(ほんだわけのみこと)・天満大自在天神(菅原道真公)  
  御利益:交通安全(陸・海)・海外渡航安全・宇宙旅行安全・勝負運
  関係者:
  開基:倭建(日本武尊)
  中興:大鷦鷯尊(おおささぎのみこと=仁徳天皇)
     征夷大将軍 源  頼朝 公
     征夷大将軍 徳川 家光 公
     米海軍大佐 ジョン ハーシェル グレン氏(NASAの初代宇宙飛行士)
  旧郡名:足柄上郡
  所在地:松田惣領町の日本武尊の神事の伝承の有る酒匂川沿い
  ※所在地名をクリックするとGoogle mapの地図上で確認出来ます。
歴史概要】
日本武尊が滞在し神事を行った神社。日本武尊の腰掛石も現存する。
神社としての最初の社殿造営年代が仁徳天皇の時、西暦315年と伝わる古社。
伝承では神社造営以前に日本武尊が東征の際、この地に在った集落に滞在し、木製の御椀に注いだ酒を寒田神社の前を流れる川に撒いて神事を行ったのが聖地としての由来。その後、日本武尊が戦後に戻るとまだ御椀に酒の香が残っていた事から現在神社の前を流れる川の名前が酒匂川に成ったとされる。この神話を証明する様に、社宝の欅白木で作られている大小一対(いっつい)の御椀が現存し考古学的に弥生時代の形状をしている。
その歴史と日本武尊の武運に肖(あやか)る為に多くの武士が崇敬したが、源頼朝公や徳川家光公から社領を寄進されている。しかし江戸時代初期の酒匂川の氾濫で境内地と社領が広範囲に被害を受けて縮小し現在に至るものの、今でも寒田神社の境内は普通の神社と比較してかなり広大な規模を維持している。
後に日本武尊の御妃、弟橘姫様の御分霊も勧進された事から夫婦神となり縁結びの御利益も授かれる神社でもある。アメリカ最初の宇宙飛行士と成ったジョン・グレン氏も宇宙飛行前に寒田神社を参詣し、日本武尊の海外渡航の御利益に預かって地球圏外の旅から無事に帰還した歴史が有る