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昔の人って常に社会貢献を考える人が多く、裕福な人も今の成金と違い、横浜の原三渓さんや淡路島の高田屋嘉兵衛さんみたいな人が多かったみたいです。
まかり間違って自分に纏まった財が転がり込んだら社会貢献したいね…
昔の日本人みたいに。

昔の偉人や台湾の人との交流を垣間見れるKANOと言う良い映画が残念ながら川崎チネチッタでは明後日3月20日で上映打ち切りに成ってしまいました。
※追加朗報!神奈川県内では以下2カ所で上映予定ありです!
厚木市の「アミューあつぎ映画.comシネマ 」←で4/25~5/8 上映
横浜市中区の「シネマジャック/ベティ 」←3/21~4/10 上映

昨年台湾で先行上映された映画で、物語りの舞台は台湾の嘉義市と甲子園球場です。
嘉義市は現在の台湾の台中市と台南市の間、解り易く言うと台湾島の西側の真ん中より少し下くらいに在(あ)る町です。
台湾自体は九州とほぼ同じ大きさです。

小生、このKANOの上映終了を知り慌てて見に行ってきました。

物語りは史実を基に作られているので、創作ドラマより余程泣けます。
映画は台湾の監督により撮影され台湾の高校球児がエキストラや俳優でも沢山出演します。
また、日本の極左傾化したマスコミと異なり、台湾の人々自らの手により作中には台湾統治当時の日本人が台湾の発展に寄与した事が描かれています。

KANOの公式サイトは「ココ」←クリック!

中には小生の尊敬する八田與一先生と言う偉人も登場します。

この方、鳥山頭ダム建設に貢献し、水不足で不毛だった嘉南平野を肥沃な大地に変えた事で、今でも台湾の方々から感謝されているんです。
映画の舞台の嘉義市も関わりが有るので、作中度々登場します。

この八田さんの他にも沢山、台湾の人々に今も愛されている日本人がいます。
西郷ドンと呼ばれ上野の銅像で若い人も知ってる西郷隆盛公…
…の!息子さんの西郷菊次郎さんとか。

菊次郎さんは、父君西郷隆盛公の起こした日本国内最後の内戦である西南戦争に薩軍=西郷隆盛派として参加し負傷、片足を切断し障害を負った珍しい政治家なんです。
日本台湾統治時代の宜蘭庁長を務めた時代に先住民の味方として尊敬され、学校教育を普及させ道路交通網を整備し治水事業に実績を残す八面六臂の活躍をしたので、現地の方に顕彰碑を建てられた程でした。
日本がアメリカに降伏し中華民国統治が始まると、中華民国は現地の方が建てた菊次郎さんの顕彰碑を破壊しようとしましたが、住民の強い反対により今でも現地に碑文が現存しているそうです。

他にも下淡水渓に蒸気鉄道の大鉄橋の架橋に成功し、過労死され亡くなった設計士の飯田豊二さん…

5000円の新渡戸稲造さんも、砂糖製造工場を作り、台湾の砂糖生産の近代化に寄与されたりしました。


北京での清国軍と義和団による欧米大使館襲撃とキリスト教徒無差別襲撃大量虐殺が起きると各国の外交武官と共にキリスト教徒や大使館員を保護し、欧米各国から勲章を送られ尊敬を集めた柴五郎中佐も台湾軍司令官として赴任していました。


日本のマスコミは、とても中道とは言えない極左ばかりで情報操作を好みますが、台湾の方々は、嘗ての日本の悪い面も良い面も平等公平中立に理解して下さっているんですね。

作中に登場する台湾球児達は実在した人物ばかりです。
恥ずかしながら映画を見るまで、この実話を知りませんでした。
しかし、アジア人初、甲子園球場の外野フェンスに打球を当てた蘇正生さんは現在の神奈川大学に留学したり、嘉義農林野球部が甲子園で戦った相手は神奈川県代表で今の県立商工高等学校でした。
ですから、小生の故郷とも嘉農の縁は有るんです。
横浜中華街には中華民国の国父孫文先生が滞在されていた事も有ります。

映画の内容で不覚にも泪を流してしまいましたが…
…台湾と神奈川県の縁、大切にしなきゃいけないなぁ〜、と、しみじみ感じた1日でした。

でさ、又、次ぎのブログで!