朝6時半に友人と駅で待ち合わせ車でピックアップ…
なかなかの日帰りで日程パツパツに詰め込んだ遠出強行軍をする日に、人の同行を許す事は無いんだけどね。
今日は特別な場所にアポを取り参加を御許し頂いていたので、先方に同行者を連れて行っても良いと許可を先に頂いてから、友人に同行するか声を掛けていた。
6時半出発
→午前7時ちょい、海老名SAで朝食を物色。
名物メロンパンを購入。
再び出発
→東名高速〜圏央道経由して本日第1の目的地に到着。予想に反して早く1時間チョイで到着。
そこは日本100名城の一つ、八王子城址。
まぁ、八王子城址は別記事で詳しく書くつもり。
実は、文献しか読まず現地を訪れないステレオタイプ歴史学者を小馬鹿にする素材がここに在るんですよ(笑)。
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御主殿の滝。
高さ2~3m程度の小さい滝、滝つぼの深さは僅かに20cm程度。
このすぐ隣が嘗(かつ)ての御殿(ごてん=殿様の普段の家)跡が在る。
ここは現地も訪れない❝誰かが書いたいい加減な資料をコピペするだけで現地視察もしない無能な小説家と学者❞達が❝城が完成前に真田昌幸公・上杉景勝公・前田利家に2万超の大群で攻められて、守る兵士が僅かの八王子城は北条氏照公配下の武将と御姫様達が御主殿の滝に飛び込んで自害した❞と有り得ない事を妄想で書いて心霊スポットにしてしまった場所なんだな(笑)。
酷い風評被害(笑)。
2mの場所から飛び降りても、やれて酷い打撲か骨折…死ねるか(笑)!
しかも!御姫様や家臣達が皆で飛び込む程広く無いし!
アホのウィキペディアで飛び降りて死んだとかコピペ編集したバカは、ここで飛び降りてどうぞ(笑)。
この小さい滝は水も綺麗で寧ろパワースポットの様に小生は感じましたよ。
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八王子城は未完成でしたので1日で落城した。
写真の通り、居住区の御主殿付近だけ防御施設が完成しており山上の要塞部分は石垣化は進行中だったものの、まだまだ防御施設は不十分な状態だったと思われる。
中腹ぐらいまでは大規模な畝掘り(うねぼり=山の斜面に縦に空堀を掘って、敵が山を自由に横移動出来なくする施設)も見受けられた。
…と、言うか又、八王子城を別記事で書く時に詳しく城址の説明はしますが、落城の原因は恐らく未完成だっからでは無いと小生は思った。
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※山城に行く恰好じゃない↑友人。
1日で落城した原因は、裏切者のせいで周辺の狼煙台が抑えられ機能しなかった事と、直接城内に通じている旧陣馬街道の存在のせいだと思う。
推測だけれども…
恐らく元身内で裏切者の大道寺政繁が、前田利家達の大群を先導し、北条側から補足され難く尚且つ直接八王子城内に続く山間の陣馬街道に現れたから、山上の要害部を守る武将はろくに交戦も出来ず尾根伝いに撤退するしか無く、陣馬街道より下に在る御殿に住む姫様達は逃げる間もなく自害するしか無かったのが真相なんじゃないかと思う。
それが、たまたま御主殿の滝のそばだっただけで、別に滝壺に飛び込んで死んだ訳じゃないと思う。
だって、御主殿の滝は飛び込んでも死ねないからね~。
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実は八王子城の本丸は関東の素戔嗚尊=牛頭天皇信仰の本場だった八王子神社の付近に在る。
八王子の地名の由来も、この八王子神社が起源だったりする。
関東は関東最古の大社で関東総鎮守と言われた鷲宮神社でも、武士団から関東総守護と呼ばれた神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社でも、関東は出雲系の神様が開拓した神話が残っている。
つまり、鹿島神宮も本来は出雲系の神様のいた場所を、藤原氏が乗っ取って自分の氏神を祀ってしまった事が良く解る場所の一つが、この八王子神社だった。
古来の関東人の信仰を守り伝える場所が八王子城と八王子神社だったりするので、場内には古代からの山間の尾根の古道旧陣馬街道が在ったりする…
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城址には梅も綺麗に咲いていた…
植物に例えると梅の花の様な女性が素敵だと思う。
早く梅林紹介の記事も完成させないとな。

八王子城を見終わったら、城址駐車場の手前にある八王子城の資料館を見学してから、更に手前に在る北条氏照公の菩提寺宗関寺を御参りして来た。
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曹洞宗の御寺。
北条家は曹洞宗を主に信仰する家風が有る。
だから、神奈川県内や東京都内で曹洞宗の古い御寺を御参りすると、大体が北条家やその家臣と関係が有る。
無論、北条家は他の宗派の御寺も保護されていましたし、家臣団は北条家臣として曹洞宗の御寺を守る以外にも自分の信仰する宗派の御寺を菩提寺にしていたりもしています。八王子神社や鶴岡八幡宮の様に神社も多く復興していて、北条家が文化を厚く保護する家風だった事も、歴史を好きに成ると解ったりする。
御参りし終わり、次は隣の日野市に移動…
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日野館と言う手打ち蕎麦の名店で食事。
実は、この店、元は旧甲州街道沿いの宿場町だった日野宿(ひのじゅく)の本陣で元々営業していましたが、建物が重要文化財に指定されてしまった為、元の場所から1㎞有るか無いか位の離れた場所に移転して営業している。
でも内装も落ち着いて綺麗。
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小生は鴨汁つけ蒸籠(せいろ)食べてきた。
その後、新選組ゆかりの日野宿本陣に移動。
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電車だと日野駅から徒歩5分~10分て処か?
小生は約10年振りの来訪。以前、友人と来た時に写真を撮影していなかったので、今回は写真撮影が目的。
ここの住人が実は新選組副長、土方歳三サンの御姉さんが嫁いだ日野宿の名主の佐藤彦五郎サンだった。
この門の在る辺りに昔は天然理心流の道場を佐藤彦五郎サンが所有していて、そこに近藤勇サンが稽古を付けに来て、土方サンや沖田総司サン、新選組六番隊隊長の井上源三郎サンが修行をしていた。
ここも、また、改めてブログで紹介したいと思う。
一しきり見学を終えると、次は…
❝日野市立新選組のふるさと歴史館❞に移動。2016-02-13-13-29-18
ここで、友人を放置したまま(笑)、学芸員の方を捕まえて色々、地元ならではのコアな話を教えて頂いた。
ついでに戦国期の後北条と日野市の関連性も教えて頂けた。
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エントランスの土方さんの写真。イケメンなんだけれど、なんかヒロミチお兄さんに似てる…
見学終わり、今日のメインディッシュ!
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なんと天然理心流の稽古に加わらせて頂いた!
奥に見える白い道着を着用されている人物は、新選組六番隊隊長の井上源三郎サンの跡を御継に成られた親族養子の御子孫で、井上源三郎さんから数えて5代目の方。
そして、今日は宮川先生もいらっしゃったが、宮川先生は近藤勇サンの実兄の御子孫。
行く前はピリピリした雰囲気を想像していたが、実際は三谷幸喜さんのドラマ❝新選組!❞のアットホームな近藤さん友人隊士達の関わりそのまま、とても暖かくて優しい雰囲気の不思議な空間でした。
とにかく、宮川先生も井上先生も親切で御優しい方だった!

この天然理心流の道場の近くに立派な御寺が在ったので、多摩に来た御土産購入ついでに立ち寄ったら…
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なんと、この御寺…
土方歳三サンの菩提寺の高幡不動尊こと真言宗高幡山金剛寺だった!
日本の神道も大切にされている真言宗だけあり、境内には稲荷社や弁財天様の神社も在った。
昔の平安~江戸時代の武士の価値観を受けつく由緒正しい御寺だ。
開基も清和源氏の家祖である清和天皇だったりする。
天然理心流や坂東武者に相応しい御寺だ。
土方さんの菩提寺なだけあり、どうりで商店街の饅頭屋の看板が↓コンナのに成ってる訳だ。
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御土産も買えたし、沢山、北条家と新選組の資料も集めれたし…
新選組所縁の御子孫にも御会いできたし、有名な御寺で奈良時代~江戸時代まで続いた日本人の神様も仏教哲学も大切にする思想であり、清和天皇の価値観でもある神仏習合の御寺も御参り出来て、良い休日に成った。