※誤削除してしまった記事の文章を改めて書いた物です、以前の文章とは少し違うと思います。

前回の記事⤵
【休日雑記】07月11日~14日・・・三浦半島景勝地と聖地の旅(その②城ヶ島宿泊:港屋)。
これ⤴の続き。


三浦半島に群生する山百合を見る為に、美味しい食事で有名なリーズナブルな宿、城ヶ島の港屋に宿泊して迎えた朝・・・
DSC_1074
前夜、小生独りには宿泊に大きい関東畳の8畳部屋に準備してあった御茶菓子を頂きながら持ち込んだPCパチパチ文章書き、自宅に居る時よりもリラックス出来た♪
さて、早朝から城ヶ島を散歩しようと思ったがいつも自宅では何故か安眠出来ない小生、港屋さんでは寝心地が良くて朝食ギリギリまで寝て居たく食事の8時までゆっくりしてから着替えて食事処に移動した。
CIMG7344
独身で仕事前にジムに通う小生は自宅では朝食を食べる事が少なく、逆にこうして旅行に行った時だけちゃんとした朝食を食べる事が出来る。
CIMG7345
女将さんの準備して下さった朝食はどれも美味しかった。特に厚焼き玉子とか城ヶ島名物の干物とかとても美味しかった!
朝食を頂いてから又部屋でゆっくりさせて頂いてからチェックアウトした。
前日の記事でも紹介したが、港屋さんは美味しい食事をランチタイムに提供する和食レストランとしても有名な個人経営の小規模旅館として営業していた。御主人と女将さんと数人の従業員で運営されていたのだが、一昨年御主人が亡くなられて暫く休業されていたそうだ。それを前日、御風呂の場所を従業員さんに尋ねた際に聞く事が出来てビックリした。
一人旅でのチェックインの際に女将さんと雑談に及び少し寂しそうな笑顔で「次は彼女連れて来なさいよ!」と言う励ましの様な感じで「独りはダメですよ~」と言われたのが強く印象に残っていた。
チェックアウトの際に御礼を伝えた・・・
「御主人の事、昨日初めて聞きました。」
「初めて来た時は風景の綺麗な宿だなと、様子見がてらランチに来たんです。」
「宿を再開して下さってありがとうございました。御飯、とっても美味しかったです!」
・・・と。すると女将さんがこうおっしゃった・・・
「再開すると最初は御客サンがホームページを見て「再開してるじゃないですか~♪」と問い合わせして下さったんです。」
「そうする内に御客サンがだんだん戻って来て下さって・・・」
「御客様が来て下さって仕事をしていると、寂しい事も忘れられるんです。」
・・・これを聞いて小生は・・・
「あ~やっぱり御主人亡くなって、御主人の残した港屋を守る為に歯を食いしばって頑張ってるから俺に「一人はダメですよ~」って仰ったんだな。」
・・・と、とても感じるモノが有った。
この先、小生は女将さんのアドバイスを活かして自分の家族を持てるかは解らない。だけど若(も)し、自分と一緒に成ってくれる女性と御縁が結ばれ恋人や奥さんと夏を迎える事が出来たなら一緒に港屋に泊まりに来たいと思う。そして若し恋愛する人生を再び歩む選択をしていたら奥さんや子供を大切にしたいと本当に思う。御主人の残した港屋を守る女将さんみたいに。

御礼を伝えを終えて女将さんに城ヶ島を散歩してから帰りたいので港屋の駐車場に車を停めさせて頂いても宜しいでしょうかと訊(たず)ねた所「良いですよ~♪」と快諾して下さったのでお言葉に甘えさせて頂き、長津呂~馬の背洞門~城ヶ島商店街~楫の三郎山を散歩する事にした・・・
港屋を後にして長津呂岬側に抜ける城ヶ島商店街の御店。
DSC_1075
美味しいご飯を提供する御店は旅館だけではないので、海辺散歩デートに最適。
若いカップルもチラホラ見かけ、夏の城ヶ島商店街は微笑ましい風景に成る。
DSC_1076
港屋サンから長津呂の磯へ抜ける商店街、昨夕と様子が変り御店が沢山開いていた。
DSC_1077
良い感じの昔ながらのゲーム屋さん。こう言う雰囲気の店が大好きな小生、しかしゲームはもう余りやらないんだ。
DSC_1078
長津呂荘
長津呂荘サンもホームページを拝見すると、とても美味しそうな料理の写真が並んでいる。是非、泊まりに来たいな~。
小生の妹夫婦は開業医で忙しいので、もう少し涼しく成ったら妹達の代りに可愛い甥っ子姪っ子を連れて来て港屋サンや長津呂荘サンに宿泊し長津呂崎で磯遊びさせてあげたいなぁ~。
いつか泊まりに行きます、その時は宜しく御願いします♪
長津呂~馬の背洞門の風景・・・
DSC_1079
昨日の寂しげで風流な人の少ない夕景の雰囲気とは打って変わって晴天の下、家族連れの海水浴客で賑わう爽快な雰囲気に包まれる長津呂の入江。
CIMG7347
微笑ましく少し羨ましい。もし自分に家族がいる未来を選択していたら、この人達を見習って良い夫、良い父親に成りたいと思う。
CIMG7346
長津呂から後ろを振り返ると港屋。女将さん、御飯とフックラ御布団ありがとうございました♪
CIMG7348
快晴の城ヶ島の磯で遊ぶ家族たち。幸せそうで自分の人生の将来も港屋の奥さんのアドバイスとかから色々考えたのを言葉に書いたのに消しちまった・・・
長津呂~馬の背洞門を目指して歩く風景。
CIMG7351
直ぐに洞門とそそり立つ断崖の壮観な風景が見えて来た。
CIMG7353
丁度、引き潮の時間帯だったので磯の海藻が露出していた。
CIMG7354
岩海苔だろうか?
馬の背洞門近くには自然の海蝕洞穴が幾つか有るが、その一つの手前には残念な事に不埒(ふらち)な輩によってBBQセットが放置されていた・・・
CIMG7355
・・・日本人の恥晒(はじさら)し、我々はこうは成るまいと憤りを感じる。
程無く馬の背洞門に到着。
CIMG7357
馬の背洞門
CIMG7359
この馬の背洞門は明治~大正~昭和の文化人も愛し、訪ね歩いた場所でもある。
城ヶ島には北原白秋も人妻と不義密通から略奪婚をして三崎漁港に移住した際に度々(たびたび)訪れて俳句を残していたりする。
CIMG7361
馬の背洞門からは海を見通せる。
CIMG7360
三浦市観光協会や城ヶ島観光協会もインスタ映(ば)えする景勝地として推している様だ。
小生は撮影が下手クソなのだが、きっと今の若い女性や青年ならばスマホでも良い写真が撮れると思う。恋人同士にはうってつけのデート場所だな。
この上にも遊歩道が有って、そこからは海鵜展望台を通過し城ヶ島公園へと行く事が出来る。
城ヶ島公園からは又、ここと異なった雄大な太平洋を望む景色と、貝殻で出来た砂浜を見る事が出来る。
以前書いた城ヶ島公園の紹介記事はコレ⤵
城ヶ島~三崎漁港~三浦海岸・・・美食と色々な風景を見せてくれる海岸。
今回は馬の背洞門から遊歩道は歩かず、来た道を戻り城ヶ島京急ホテル横の観光橋~楫の三郎山へと向かった。途中、多くの山百合が暑さに負けず綺麗な曙色の姿を見せてくれた・・・
CIMG7362
この娘達を見たくて城ヶ島に宿泊したんだ・・・
CIMG7367
小生にはこの夏の三浦半島の磯に咲き誇る山百合達から海辺で遊ぶ若者や女性の様な健康美を感じるんだな。そして城ヶ島や佐島や秋谷海岸の詠んだのが以前に記事に書いた自作の漢詩な訳だ。
夏曙三浦半島   
岩畔風有清香
山百合色灼灼
その時の情景と解説がこの⤴二つの記事。
CIMG7368
途中、山百合の他にも綺麗な紫色の花が咲いていたのだけれど、無学な小生は名を知らない。
CIMG7363
CIMG7365
綺麗な海岸に咲く花達。本当に城ヶ島や佐島は夏の山百合が綺麗なので是非、夏の城ヶ島に宿泊してみるのも良いと思う。小生ももし奥さんがいる未来が有るなら奥さんを週末に楽させてあげる為にデートに誘って泊りがけで城ヶ島に来たりしたいと思う。
それが出来る人を素直に羨ましいと思うので、本当に既婚者の男性には奥さんを大切にしてあげて欲しい。
城ヶ島で一番のホテルが見えて来た・・・
CIMG7369
城ヶ島京急ホテル
この城ヶ島京急ホテルも本当に宿泊に来たい場所の一つなのだけれど、残念ながら単身者向けの宿泊プランが無くて今の小生は暫時(つがいがおらず)宿泊する条件を満たす事が出来ない(´;ω;`)。
でも日帰り温泉もやってるし、美味しい料理を提供しているレストランも運営しているので小生の様な御独り様でも恋人同士でも食事と入浴を楽しむ事は出来る。
CIMG7370

城ヶ島京急ホテルの横から綺麗な城ヶ島の海を観察出来る観光橋へ行く事が出来る。
CIMG7378
本当に綺麗な場所。
CIMG7371
観光橋から見える三浦半島の隆起した岩盤に透明度が高い海水の入り込む絶景・・・
CIMG7372
この磯にも山百合が沢山咲いていて綺麗。
CIMG7373
ふむ!今年もここでコノ娘達に会う事が出来た♪
CIMG7374
暑さに負けて萎んでいる子も、まだ元気に咲いている子も、これから咲く子もそれぞれだった。
今年は暖かく成るのが早かったので梅も桜も紫陽花も薔薇も躑躅も全ての開花が早かったので予想通りではあったけれど、元気な山百合が姿を見せてくれて爽やかで明るい元気を貰う事が出来た♪
ありがとうね~♪又、会いに来るね!
CIMG7375
観光橋からは三浦半島でユーラシアプレートとフィリピン海プレートがぶつかり捲(めく)れ上がり隆起した独特の縦の岩盤地層を良く観察出来る。海水の透明度も本当に高い。
CIMG7376
観光橋から見えるのが、縁結びの観音様の岩屋。
歴史事実を余り知らないカルト宗教と信仰宗教の信者が、明治時代に都新聞に掲載された❝桜の御所❞と言う架空歴史小説を事実と誤認した挙句、信者獲得の為に歴史上実在しない❝小桜姫❞の名を悪用し❝小桜姫信仰捏造❞の舞台にされてしまった。だから縁結びの観音様として地元民に大切にされたのに勝手に御神鑑や鳥居が設置されたり・・・
しかしながら昔から❝縁結びの観音様として有名❞なので、御利益は間違いないだろう。
若いカップルがここに来て御参りして結ばれて若し家族に成れたら、城ヶ島京急ホテルや長津呂荘や港屋サンに泊まって又ここに御礼参りに来たら、きっと観音様も喜んで下さると思う。
そして家族が3人に増えて又来て、子供に思い出として城ヶ島が記憶に残ると大人に成って恋人と来てくれて発展にも成るだろう。
だからこそ、聖地捏造でブランド力を貶める事は城ヶ島には不利益だと小生は憤慨する訳だ。
余談だが、正しい三浦家と小桜姫関連の知識を解説した記事を以前書いているので興味の有る人は参考に読んで下されば良いと思う。
これ⤵
小桜姫と三浦義意公の聖地巡礼向け三浦家関連の縁結びの聖地と史跡紹介の一覧。及び史実と小桜姫伝説の誤差確認記事。
さて、観光橋~商店街~バス停を目指す途中も山百合が可愛らしい姿で出迎えてくれた。
CIMG7379
CIMG7377
山百合がそこかしかこに一杯の城ヶ島。
観光橋~バス停に続く商店街の御店で出会った優しい人懐っこい猫チャンに会った。
CIMG7381
CIMG7382
沢山モフっても嫌がらず、寧(むし)ろノビい~っとリラックスしてくれた。
CIMG7383

CIMG7384
ゴロゴロ~♪
CIMG7385

ありがとね、優しい猫チャン♪
CIMG7386

バス停周辺。
CIMG7387
城ヶ島バス停周辺には駐車場も有り、ここに車を停めると目の前が商店街でデート散歩にうってつけ!

CIMG7388

御店だけじゃなくて公衆トイレも有る。
今年はトイレに燕が巣を作っていた。
CIMG7389
小生もこの燕達の様に家族と来る未来は有るのだろうか(笑)?
バス停からコンモリ見える小山が城ヶ島の聖地の一つとも呼べる楫の三郎山と、その前に在る梶ノ亭。
CIMG7390
楫の三郎山の下の法には毎年綺麗な紫色の花が咲く。
CIMG7391
無学な小生は残念ながらこの花の名前も解らないが綺麗だった。
CIMG7392
楫の三郎山の名の由来は海南神社御祭神の一柱、藤原資盈公と盈渡姫の御家来の名前に由来し、山頂には御廟所が神社形式で祀られ、現地の人に大切に守られ信仰されている。
CIMG7397

藤原資盈公と盈渡姫は平安時代貴族で、三浦に移住し文化発展に寄与された。その御二人が伝えたのが現在、世界無形文化遺産に登録されている海南神社の神事❝チャッキラコ❞で、源頼朝公が藤原資盈公と盈渡姫の伝えた踊りと小唄を鎌倉時代に見物され神事として定着した。その藤原資盈公の御家臣の楫三郎公が祀られる山なのだ。
CIMG7393
楫の三郎山からは神奈川の景勝50選の城ヶ島大橋の風景や・・・
CIMG7395
長津呂と城ヶ島京急ホテルの風景や・・・
CIMG7396
太平洋側の灘ヶ崎の絶景・・・
CIMG7394
三浦半島南端、三崎漁港と三崎城址、そして観光漁港❝うらり❞と入舩地区が見える。
この三崎城址は室町時代後期の北条流の築城術なのだが、これを城郭や歴史に無頓着な小桜姫信仰の捏造に悪用しようとする連中が三崎城を三浦家滅亡の場所と歴史捏造迄しており真憤りを覚える。
岬の本瑞寺は源頼朝公の春を過ごす桜の御所の跡地なのだが、小桜姫のモデルと成った歴史人物の房総半島の小大名、真里谷武田家の姫の夫である三浦義意公の時代には城郭は無かっただろう。
そして三浦義意公の父上は扇谷上杉家から三浦家を乗っ取った三浦道寸公なのだが、そもそも平安時代の三浦家の時代は本家直轄地の港だっただろうが、城は無く新井城が三崎の防衛拠点だっただろう。
城の縄張り的にも扇谷上杉家が本拠地にするなら三方を湿地や水辺に囲まれた丘を城にするので、人口の空堀や群郭式で馬出とクランクの虎口を多用する三崎城は北条氏規公の時代の北条流の城であるのは先ず間違いない。
そして三浦家は一族を三浦半島各地に配置すると、分家としてその土地の名を名乗らせるのだが、❝三崎❞を姓にする支族はおらず、又三崎に新井(あらい)城があり、本家が代々❝荒次郎(あらいじろう/あらじろう)❞を名乗る三浦❝荒次郎❞義澄公以来の名を受け継ぎ、三浦家最後の殿様となた三浦義意公も三浦❝荒次郎❞を名乗っている事から・・・
新井城=荒次郎を名乗る人物の直轄地であると解る。
そして三崎漁港の平安時代の船着き場は入舩地区と観光市場❝うらり❞の間と解っており、三浦家氏神の海南神社の前身と成ったであろう筌籠弁才天=稲荷社もうらり側の入江を守護する位置に鎮座している。
又、海南神社に合祀された藤原資盈公と盈渡姫御夫妻が亡くなった際に水葬された平安時代の海岸の突端と伝わるのが本宮神社で、これは海南神社の氏子サンに教えて頂いた事だが当時の海南神社前~うらり~入舩地区の間が船着き場の入江として機能していた地形的な証拠に成る訳だ。
そんな歴史を辿れるのが、この楫の三郎公の祀られる楫の三郎山だったりする。
山を下りバス停に戻る。
CIMG7400
バス停から港屋駐車場に戻り車に乗り込むと、次の目的地の海南神社の例大祭見物に向け出発した・・・
その④海南神社例大祭と食い倒れに続く・・・

※誤って削除してしまった記事とほぼ同じ内容に成る様に書きましたが、文章表現が違ったり、三浦家支族解説等端折ってしまった部分も有りますが、御了解下さい(笑)!
では、又、この続きの記事で!