歴史オタクの郷土史グルメ旅♪♪      久良岐のよし

主に歴史旅、ときどきグルメ、けっこう富士山と季節の景色の写真大量のブログ。 中の人はオタク指向、でも2次元よりリアルが好き。   好きな曲はPharrell WilliamsのHAPPY♪

タグ:滝山城

⬆️
一昨日の事件のニュース記事リンク。
楽しい旅行中の乗客は凍りついたろうな。

本当、酒の上なら許されるとか思い込んでる法治主義のカケラも理解出来て無い奴は、んなもん・・・
法の世界じゃ非常識な反社会的思考者なだけだわ!日本の恥。酒飲んで暴れる韓国人留学生集団と変わらん。
三國志じゃ張飛が酒で度々失敗し、最後も酔ってパワハラ指示部下に出して寝首掻かれて死んどる。
日本神話でも八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)は八塩折之酒で酔わせてから素戔嗚命が首を切り落とし殺し、熊襲長が倭建命に酔った所を暗殺され、酒天童子も源頼光公が八幡大菩薩応神天皇の御神霊から授かった神変奇特酒で酔わされてから寝首を掻かれ討伐されている。
酒は“万人之敵=万夫不当”つまり一騎当千を超えた一騎当万の名将軍張飛の判断力も奪い、日本神話の豪傑や荒神や鬼神すらも酩酊意識混濁させ、そしてそれらの全ての命を奪い去る道具に成った。
だ~か~ら~!
仏教では明治以前までは酒を禁じていたし、禅寺の入口には「酒の匂いさせて境内に入るなクソが」って意味の「不許葷酒入山門」がどこも有るんだよな。
2015-02-14-14-34-32
関東屈指の堅城、八王子の滝山城址に在る少林寺は北条氏照公が先立った奥方様の菩提寺として開いた御寺だが、やはりこの石柱が境内地入口に在る。
「不許葷酒入山門」
不許…許さず
葷酒…くさい/臭う+酒=酒臭さ=酔って
入……入る
山門…御寺の門
小生は基本的に大社格の某神社の宮司家一族の末裔だが、仏教の倫理観は大いに賛成だ。
まぁ小生も清めの御神酒は神事の時に神社で有り難く頂くよ、後は遠方から親友が来た時かJazz聞きに行ったら少しは飲むが基本的に車移動だから飲まないし酒は祖先も失敗してるから飲まないし父が酒飲むと他人の悪口を言うので飲みたく無いし、酒の席にも居たくない。
多くの神話の化物や歴史偉人が命を落とした酒、それでも「俺は大丈夫」「酒の席の事はチャラ」と言う輩がいる。何の自信だコラ?
いくら飲んでも全く酔わない小生でも飲まない酒を、酩酊したくて飲む奴はクズだ、最初から倫理観が欠如している。
「おい、オマエは張飛以上の豪傑かヤマタノオロチより酒強いんか?」
・・・「俺は大丈夫」「酒の席の事はチャラ」と言う思考の人間は弁護士や警官の知り合いに言わせると民事なり刑事なり少なからず法律に抵触する事をやりながら生活してるパターンの奴が多いそうだ。
最近、法律的な事に詳しい友人から色々話を聞く機会が有って非常に面白かったので酒乱の行動パターンを列挙してみる。
確かに当てはまるんだなコレが(笑)!
①業務中の不正・・・社内規定や法で定められた事項を違反する、労働時間申告の粉飾、休憩時間をとった時間を申告しない、業務をエスケープしてサボる、部下への管理責任違反やアルハラ等。
②不倫・・・まぁ民事だから相手か自分か自分の家族が不幸せに成る。必ず人生が狂う人間が出る。
③脱税・・・関係無い領収書を利用したり架空の経費計上するカス、年金保険料の滞納又は虚偽申告による軽減や免除詐欺。健康保険の不正還付詐欺。
④程度の酷い道交法違反・・・故意の車線変更禁止区域での車線変更や信号無視や一時停止や進入禁止の違反、警察に届けず当て逃げ、免停中運転や異常なスピード超過、飲酒運転、轢き逃げ。
⑤シンナー吸引、脱法ドラッグや違法な睡眠薬や向精神薬の入手と使用、麻薬や覚醒剤の使用。
⑥犯罪性の高い詐欺。
⑦傷害事件、殺人事件。
・・・確かに当てはまる奴がいる(笑)!
酒の席ならOKと考える思考の人間は、例え今やってなくても法治意識や倫理観が欠如しているので必ず上記の何れかに当てはまる行為をしながら生きている、若(も)しくは過去にやっていたが一時的にそれ等から離れているだけ。
「酒飲んだら何しても良いって」思考の奴は大なり小なり必ず民法か刑法に抵触する事をしながら生きてるって事だわな~確かに(笑)。
具体的に刑事事件だと言えばコンナ事するそうだ。
①酒飲んだから暴言が許される←侮辱罪だわな。
②酒飲んだから凶器を所持したり振り回して良い←普通に逮捕されるわ(笑)!
※今回の新幹線での記事は☝️コレな。
※少し前のコレ👇は①②に傷害罪が加わる。
③酒飲んだから後輩を説教の為にカラオケのリモコンで殴って良い←日馬富士山か!普通に傷害致傷だわ!
⑥酒飲んだから泥酔した女犯してよい←慶応大学生が葉山で事件起こしたけどな、普通に強姦罪だ馬鹿か!
⑦酒の席で喧嘩に成ったから相手を殴ったら死んじゃいました←たまに有るけどな、殺人だわ。

泥酔して判断力も記憶力も法治意識も理性も無くなる奴は一生酒飲むんじゃねーよ、最近そんな奴がいたな・・・そう言えば。

酒飲んでようが飲んでいまいが罪は罪なんだよな~。
本当に酒嫌いだし飲みたく無いし、その場にいたくないし酒乱死ねよと思う。
酒で暴言吐いて自分の最大支援者を失う事に成る奴もいるだろうし、日馬富士みたいに酒飲んで判断力無くなり他人に暴言吐いて勝手に逆上して凶器を手に取り暴行傷害事件や殺人事件を起こす人間の屑もいる。
酒なんて飲むな。特に鬱病経験者や依存症持ちはな。悪酔いして失敗するだけ。そんな奴をこの間も見たばかり。


酒は万人之敵と称された豪傑の張飛も殺す万人之敵の敵、普通の人間がコントロール出来る訳が無い。まして細身の渡来人骨格と一重瞼の遺伝子の人間は遺伝的にアルコール分解能力低い。小生の様な骨格がゴツく二重瞼の縄文系遺伝子の強い生粋の日本人やサモアン等太平洋の海洋民族と比較して酔い易く酒に弱い。
だから韓国人と同じ朝鮮半島渡来系の骨格や一重瞼の奴は酒飲んで暴言吐く奴も多い。
酒弱い奴は飲むな。
酒を飲んで酩酊する事を良しとする思考は不倫と軽犯罪の始まり。そして重大な犯罪への入口。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

明日2016年01月10日はNHKの大河ドラマで「真田丸」が放送開始されます!
真田丸
※NHKの「真田丸」公式ホームページは「ココ」←クリック!
小生、実は凄く楽しみにしています。
まず、真田信繁(幸村)の肖像画と、堺雅人さんが実はソックリなんだよね(笑)。
image
堺さんを老けさしたら、たぶん↑こんな感じでしょう(笑)?
この真田幸村、幸村ってのは江戸時代に実名で伝記を書く事を規制されていたので、架空の名前で書いた小説が有名に成ってしまって現実には存在しない「幸村」って名前が独り歩きしてしまったんですが、当然、モデルの人物は実在して名前を「真田信繁」と言います。
実像は上の肖像画の感じらしい。
大坂城攻防戦での頃の真田信繁は、更に上の肖像画より酷くなってたらしく「堺雅人さんの前歯を叩き折って、おでこにX字の刀傷をつけて腰曲げた感じ」なんだよね(笑)。
だから堺さんには役作りで前歯を抜いて欲しい…無理か(笑)。...

普段、大河ドラマは脚色が大嫌いで見ないけれども、三谷幸喜シナリオの新選組!が楽しかったから本当に楽しみ。

しかし気にくわない事は、内野聖陽さんが徳川家康公を演じる事だ…
内野さんの実家は横浜市小机にある雲松院と言う御寺で、その御寺は北条家の家老、笠原信為公の菩提寺なのだ。
2015-02-07-16-12-26
この↑御寺ね。御先代は内野さんの御父君でしたが今は内野サンの叔父さんが御住職やってます。
だからね~北条家重臣の御寺の息子さんの内野さんが北条氏政公を演じて、徳川家康公は吉田鋼太郎さん、織田信長公は榎木孝明さんがやった方が個人的にはシックリ来るんですけどね~個人的には…

さて…
ドラマのタイトルが「真田丸」ってのは歴史に興味が有る人はすぐ解るんですが、歴史に興味が無い人には「船の名前?」とか変な事に成っちゃうかも知れないですね。
良い機会なので、今回、真田幸村(信繁)が活躍した真田丸を説明します。
※以下、真田幸村ではなく「真田信繁」の名前で統一します。

真田丸と言うのはですね、人の名前でもなければ船の名前でもありません!
大坂城に在った構造物の名前です。
正確に言うと、豊臣秀吉が建築させた大坂城は現在より遥かに広く、当時の大坂(大阪)は町全体を守る為の「総掘り(そうぼり)」と言う水堀で囲まれていたんですね。この様な城下町全体を城に取り込む造りを「総構え」と言います。
当時の総構えを現在の衛星写真上に再現すると↓こんな感じになります。
大坂城縄張り
滅茶苦茶広いでしょう!
現在、三光神社の在(あ)る辺りが真田丸と言う、真田信繁が大坂城の一番弱い場所を補強する目的で建設した「丸馬出し」です。
つまり「真田信繁」が作った「丸馬出し」だから「真田丸」で、今回の三谷幸喜さんが書いた大河ドラマの舞台が、この真田丸で、この大坂城の戦いに繋がるまでの真田信繁の生涯を描いたドラマと言う事がタイトルからも解りますね。
ここで又、出て来た御城好きには常識の「丸馬出し」と言う施設の名前ですが、これは「丸い形状をした城門の前に作られた防御施設兼出撃用の施設」の事です。
「馬出し」には主に「丸」と「角」が有ります。
真田家は戦国時代には甲斐国(山梨県)の武田家に仕えた武家です。
武田家最後の居城「新府城」の縄張り図を見て見ましょう。
新府城
武田家の馬出し構造は三日月型の「丸馬出し」が主流でした。
新府城 - コピー
これは、迫りくる敵を引き付けて弓矢や鉄砲で狙撃するのに適した近代要塞のトーチかみたいな役割を果たす構造物でした。攻撃側に回る事が多かった武田家ならではの戦術ですね。 新府城は武田家末期の城なので、様々な防御施設が設けられていますね。

対して、小田原北条家は周辺国から攻め込まれる事の多い地域だったので守る戦術が発展し、 馬出しの内側に更に「枡形虎口(ますがたこぐち)」やS字の「喰い違い虎口」と言われる敵を包囲殲滅する施設が設けられていました。因みに虎口は「小口(こぐち)」とも書きます。

北条家の城の造り方を見るのに一番良い教材に成る御城が東京都八王子市に在る「滝山城」城址です。この城は武田軍2万3千をたった北条家が3000の城兵で撃退に成功した名城です。では滝山城の縄張り図を見て見ましょう。 

滝山城
北条家の馬出しは「角馬出し」と呼ばれる四角い形状が主流です。
これは、外観が丸馬出しとはだいぶん異なります。
滝山城縄張り図「角馬出し」 北条家の角馬出しは、内側城門の更に中に例えれば"人間版ゴキブリホイホイ"の様な役割を果たす施設が有ります。 この角馬出しの中の城門の更に内側にも喰い違い虎口が在りました。角馬出しの中の通路が屈折してますよね?喰い違い虎口や枡形虎口は敵の進入可能な人数を制限し防御に使うだけではなく、敵勢を身動き出来ない四方を囲まれた箱の中に閉じ込めて、箱の外側から一斉射撃で射殺するみたいな残虐な防御施設として発展しました。 

こんな↓感じ。
2015-02-28-16-31-03
これは北条家の本拠地小田原城の枡形虎口です。敵を城門の前で身動き出来なくさせて、防御側は安全な城壁の覗(のぞ)き窓から城門前で渋滞している敵勢を順番に射殺していくんですね。
そして、防御側が出撃する時は安全に出撃出来る防御施設にも成るんですね。

さて、これで真田丸ってのが城の施設の名前って事が解って頂けたと思います。
大坂城の攻防で、真田信繁隊は計略で徳川方の名だたる武将達を真田丸に誘(おびき)寄せて大成果を上げた事で徳川家康公に恐れられた訳です。

因みに堅牢で徳川方が当初落とせなかった大坂城ですが、その秘密は総掘りにありました。
小田原北条家を攻めた際に苦戦した豊臣秀吉は、小田原北条家独特の築城術を多く模倣し導入しました。
その最たるものが大坂城総掘りの構造体「障子(しょうじ)掘り」でした。
2014-10-17-02-03-36
これですね。
写真は箱根山中に築かれた北条家の山中城の障子掘りです。
戦時には水をぶちまけると、攻めてくる敵兵は蟻地獄にハマる蟻みたいに穴に落ちて身動き出来なく成ります。
その穴に落ちた敵を、防御側の城兵は順番に射殺していくんですね。
これも強烈に残酷で効果的な防御施設でした。
この障子掘りの有る山中城は1日で落城しましたが、城兵200を率いた今の横浜の殿様の間宮康俊公は、山中城の出丸(城の少し離れた場所に在る砦)に籠り、秀吉軍本体8万を迎撃し秀吉方の旗本一柳尚末を打ち取る等の大損害を与える事に成功しています。
大坂城の総掘りを恐れた徳川軍で、大坂城総掘りの埋め立てを作戦立案したのも実は間宮隊だったそうです。
間宮家は北条家臣時代から合戦だけでなく築城や土木でも活躍した家だったので、徳川家中では但馬銀山や佐渡金山の奉行も担当しており、その様な作戦を立案出来たのでしょう。
※間宮家の事績について書いた記事は「ココ」←クリック!

結果的に徳川家は大坂城に籠城する豊臣方を「一時的な講和」を餌に説得し、大坂城を水堀を埋めてしまう事に成功しました。
これには真田丸で活躍した真田信繁公も主君の豊臣家の幹部の対応に相当嫌気がさしたらしく、真田丸を徳川家に潰される前に、外交戦争で敗北した身内への皮肉たっぷりに自分で真田丸を解体してしまったそうです。
まぁ~、見方によっては徳川家に資材を接収される前に自主解体して再利用出来るように保存したとも言えますね。
こうして見ると真田丸と総構えを巡る攻防には、旧武田家重臣真田隊vs旧北条家最強部隊玉縄衆黄備え隊の因縁の武田家vs北条家の代理戦争だったとも言える訳です。

世間一般で真田幸村として名を誤認されている真田信繁公ですが、人生の最後で祖父や父譲りの武略を発揮して活躍されたのは、武田流の優れた戦術を引き継いでいた事も関係が有った事が「真田丸」を調べると解るんですね~。

では、又、次の記事で御会いしましょう!


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ